エチオピア史上まれにみる、プライベートブランド。老舗のBagersh社(バガーシュ)が「これぞエチオピアで到達したい姿」というものを目指して取り組んだ新規ブランド品。
これまで、エチオピアで流通されるコーヒー生豆はたとえばイルガチェフェやグジ、シダモという地域名に由来する名前を冠しておりました。ただ、現地での権威ある輸出業者バガーシュ社は、ECXで落札した各ロットを入念にカップし、良質なロットのみを独自の感性でブレンド。その複数地域ロットからなる原料にオリジナルブランド「ミスティバレー」という名前をつけ、輸出するという取り組みを開始しました。
バガーシュ社のアブドゥラ社長いわく、どんなにいいモカでも今やコモディティのように扱われているイルガチェフェのように、価格競争にさらされて十分に価値を認められないのではないか、という危惧から自らブランドを作り上げたそうです。
ここには、バガーシュ社がもっとも表現したいエチオピアの味を追及しており、その原料にどこの地域の原料を使用したか、完全な企業秘密としております。ゆえに、安定的な供給に向けてはまだまだ課題のある商品ではありますが、味の複雑性や深みがことさら際立つロットに仕上がっております。
現地オークション調達のため農園情報等はないものですが、奇跡的とも言える良質なロットをぜひお楽しみください。